「ドローンを学ぶ女子部」(Windows女子部×「目線で決まるプレゼン」特別企画)が開催されました vol.3
vol.2 からのつづきです。
日常で活用されるドローン
さて、vol3では、これらのドローンをどのように活用していくのか、という話題をお送りします。
まず、西脇さんが見せてくださった事例が、これ。
SenseFlyのデモムービーです。
https://www.youtube.com/watch?v=NuZUSe87miY
senseFly presents: Mapping the Impossible - YouTube
鳥のように滑空するタイプのドローンを11台使って、 マッターホルンの写真を約2000枚、空から撮影し、 それを元に3Dモデルを作るというプロジェクトです。
従来、飛行機やヘリコプターを使用しても人間が足を踏み入れることが 難しかった場所へアクセス可能なドローンならではの使い方だと思います。
ムービー内では Surface Pro2を使って撮影ポイントを決めていますね。
至る所にマイクロソフトの技術が使われていることが分かります。
他に業務寄りの用途として、日本で盛んなのは農業、建築の分野です。
前々回にあげられた農薬散布をはじめ、最近では作物の育成状況をチェックし、日々のデータを採取・分析することで
育成管理を行うという手法に使用されています。
(ちなみに、このようなデータに基づき細かく管理されている農業を「精密農業」というそうです)
また、救命の分野での活用も進められています。
海でライフセーバーがドローンを飛ばし、救助が必要な人のところへいち早く浮袋などの救命具を運搬させたり、AEDとドローンをあわせたり、スピードが求められる分野での活用が期待されています。
都市部で身近な所だと、日本の警備会社がドローンを取り入れたりもしていますね。
通販などで購入した物をドローンで届けるという構想もありますが、現在はペイロード(積載重量)の問題があり、1kgの物しか載せられない上、平均的な時速が20km/hくらい…。
…実用化のためには、もう少し研究が進むのを待つ必要がありそうです。
一部で話題の、自動追尾して撮影をしてくれるドローンも、これからGPSの精度が上がるにつれ、業務で使用される事例が増えてくることでしょう。
まとめと感想
セッションの最後に西脇さんが仰った言葉
今回はドローンに関して、ネガティブな情報と
ポジティブな情報の双方を学びました。
ネガティブな情報は我々の工夫や創造で乗り越え、
ポジティブな情報は活用・開発へのモチベーションへ
変えていってください
技術やプロダクトには必ず「正」と「負」両方の顔があります。
一面だけを見て、そこで思考停止するのではなく、私たちが愛する技術・プロダクトを常に進化させていきたいと、
改めて感じました。
この後、書籍「プレゼンは目線で決まる」のセッションへ移るのですが、このドローンのセッションが、既に本に 書かれていることの実例になっており、内容だけでなく、プレゼンの手法としても楽しむことができました。 巧みな構成に脱帽です。
プレゼンに関するセッションが気になる方は、Windows女子部のブログでどうぞ!
また、今回の勉強会は「ラクガキノート術」のタムカイさんによる、グラフィックレコーディングが行われており、
臨場感あふれる可愛いレポートに Windows女子部一同、心を奪われておりました。
タムカイさんのレポートもぜひご覧ください!
要点が分かりやすく理解が深まると思います。
モーションセンサーは絵で表した方が伝わりやすいことも多いので、 ぜひ、MotionControl部のイベントでもお願いしたいですねー。
最後になりましたが、
西脇さん、愛があふれるセッションをありがとうございました!
私たちも楽しく愛を伝えられる勉強会を目指して頑張っていきます!